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東海愛知新聞

5万円は年内に現金で

岡崎 中根新市長が初登庁

18日の岡崎市長選で初当選を果たした中根康浩市長が21日、市役所に初登庁した。中根市長は市職員約300人に出迎えられながら市役所に入り、「盛大なお迎えをありがとう。これから岡崎のために頑張ります」とあいさつ。職員から花束を受け取った後、各部長級との打ち合わせや就任挨拶などの公務を行った。目玉公約の5万円還元については年内実施を強調した。()

登庁後に開かれた記者会見では、「責任重大だが、やりがいのある立場に就かせてもらった」と就任後の心境を述べ、「(選挙で掲げた)公約は市民の熱望。市民福祉向上のためには必ず1つ1つ確実に実現していかなければならない。困難を伴うこともあるだろうが、必ず実現する」と意気込みを語った。

最優先で推進したいことには、コロナ禍での市民への支援策として公約に掲げた市民全員への5万円還元を挙げた。「分かりやすく、スピーディーで、(市民の)使い勝手が良い」として、現金での還元を想定しており、時期については「12月31日になっても、年内にこだわり続けていきたい」と述べた。

財務、企画部署などの職員5、6人程度を集めた「特命チーム」を立ち上げ、財源の調達や詳しい実施方法などについて精査するという。財源については、財政調整基金や目的別基金の取り崩しのほか、剰余金の活用、金融機関の借り入れも視野に入れるという。市議会での審議が必要になる案件については、11月5日開催予定の臨時会への議案上程を目指す。

市の“貯金”に当たる財政調整基金の取り崩しについては、「財政調整基金はいざという時に備えているのであって、今のコロナ危機がその『いざという時』だ」との考えを話した。

コンベンション施設の建設については「建設しない。来週中くらいには何らかの形で優先交渉権者に私の気持ちを伝えねばならないと考えている。業者に迷惑を掛けないという意味でもあまり時間をかけてはいけないと思う」とした。

優先交渉権者への賠償責任が発生する可能性については「ありうるが、将来に向けて不必要で多額の税金を費やさねばならない物を止めることが、トータルで考えれば岡崎市のためになる」とした。

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