東海愛知新聞バックナンバー

 10月10日【金】
岡 崎
市民病院へ“足”確保
矢作地区では循環バス
1日から実証運行

 岡崎市は、市内の三駅・支所―市民病院区間を結ぶバスと矢作地区内の循環バスを、名鉄バスと共同で11月1日から平成22年3月31日まで実証運行する。名鉄バスの既存路線を活用した路線延伸・新設で、高齢者の“足”の確保を念頭に、昼間を中心にした運行ダイヤを組んだ。

 市民病院行きの4路線は名鉄矢作橋駅、愛環大門駅、JR岡崎駅、額田支所が発着点となる。いずれも市が名鉄バスに運行を委託するが、JR岡崎駅の路線は同駅―市民病院区間で公共施設、警察署、駅などの拠点のみ停車する快速バス「おかざきエクスプレス」として運行する。運行車両は赤を基調にしてラッピング する。
 路線延伸・新設した四路線は、これまで市民病院行きのバスの本数が少なく、運行自体がなかった。今年度の事業費は国と市が負担して5千5百万円になる見込み。
 一方、矢作地区の循環バスは矢作西学区を除く3学区を巡回する。愛環北野枡塚駅、名鉄矢作橋駅、JR西岡崎駅など地区内の主要駅も回るほか、アピタ岡崎北店の停留所を新たに新設した。
 各路線のダイヤ、運賃表は市役所東庁舎二階の市政情報コーナーや各支所で配るほか、市のホームページでも閲覧可能。
 運行初日の1日午前8時30分から、市図書館交流プラザの停留所で、おかざきエクスプレスの車両披露式がある。


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