東海愛知新聞バックナンバー
 8月19日【火】
大賀ハス見ごろ
なぜか2ヵ月遅れ
岡崎市城北中

岡崎市城北中学校で可憐なピンクの花を咲かせる「大賀ハス」が2カ月も遅れて花を開き、夏休み中に登校した生徒たちを驚かせている。

同校の「大賀ハス」は創立30周年を記念して平成3年に5株をハス池に植えたもので、以来毎年6月の中旬から下旬にかけて開花、市内外から多くの人が観賞に訪れる。

今年は6、7月になってもつぼみが見られず学校関係者をやきもきさせていた。8月に入っても変化がなく半ばあきらめていたところ、先週の土曜日、職員がわずかに開いた花2輪を見つけた。18日は満開で独特の淡いピンクの花を風に揺らせていた。今のところほかにツボミは見あたらず、今年はこの2輪で終わりそう。

学校関係者は「おととしは、ハス池の土を入れ替えた後で30輪余が咲いた。施肥や手入れは例年と同じようにしているので、こんなに遅く咲いた理由はまったく分からない」と不思議がっている。

「大賀ハス」は昭和26(1951)年、“ハス博士”大賀一郎博士が、千葉市内の検見川にある縄文時代の遺跡から見つけたハスの種が発芽してよみがえり、各地で子孫が美しい花を咲かせている。





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