東海愛知新聞バックナンバー
 8月10日【日】
ファーマーズ・マ-ケットに2000人
“地産地消”会話も弾む
岡崎げんき館駐車場

新しい朝市で地産地消をアピールしようという「第1回おかざきファーマーズ・マーケット」が9日、岡崎市若宮町の岡崎げんき館駐車場で開かれた。早朝から新鮮野菜など“岡崎の味”を求める人たち約2,000人でにぎわった。

会場に設けられたテントでは、無農薬野菜のほか、豆腐、卵、ジャム、ブドウジュース、うどんや花の苗、観葉植物、五平もち、木工品などを販売。訪れた市民は味見をしながら、お目当ての商品を両手いっぱいに買い求めていた。地元の生産者ばかりとあって、あちこちで買い物客と会話が弾んでいた。

また、あいち防災リーダー会・岡崎と市赤十字奉仕団が防災グッズを展示。「3日間を生き延びろ」と訴え、簡易トイレなどを展示。「万一の場合は隣近所での助け合いが重要です」と呼びかけていた。

この日は午前7時30分から焼きトウモロコシ、8時30分からは冷やしたトマトをそれぞれ先着200人にプレゼントしたが、いずれも30分ほどでなくなった。

近くの欠町からやってきた50歳代の女性は「身近で朝市が開かれると聞いて、わくわくしていました。少し値段が高くても、安心して食卓に並べられる商品がほしい。生産者の顔が見えることもうれしかった。これからも続けてほしい」と笑顔で話した。

また出店者の男性は「地元の人ばかりなので、交流の場にもなりました。目的があって買い物に来ている人が多いので、予想以上に売り上げが伸びました。今後は、こうした朝市ではどんな商品が求められるかを調べ、品ぞろえをしたい」と話していた。





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