東海愛知新聞バックナンバー
 8月7日【木】
岡崎市
「なごみん横丁」にぎわう
子どもたちが“街”運営

子どもたちが運営する街「なごみん横丁」が、岡崎市西蔵前町の市北部地域交流センター「なごみん」で開かれ、夏休み中の児童たちでにぎわっている。同センターを運営管理するNPO「岡崎まち育てセンター・りた」と、地元の子ども会、商店街が主催。子どもたちに社会の仕組みを学んでもらおうと、昨年に続いて企画した。市内の大学生や高校生もサポート係で参加している。

横丁には、役場や銀行、求人所などが作られ、住民登録をした子どもたちが職場を見つけて働き、横丁のオリジナル通貨「じゃん」を稼ぐ仕組み。給料の20%を税金として納め、ためた「じゃん」を元手に出店もできる。

マッサージ店を開いた細川小学校5年生の山口明珠美さんは「大人の社会と同じような体験ができるし、自分の好きな仕事ができるから楽しい」と話していた。

実物商品購入も

今年は、横丁の通貨を実在の店舗で使用する「街に飛び出すツアー」も企画された。地元の文房具店と岩津郵便局の協力で、ペンやはがきを「じゃん」で購入することができる。

横丁は9日まで運営される。





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