東海愛知新聞バックナンバー
 8月2日【土】
火と音と色の“宴”
岡崎城下に2万発
きょう第60回花火大会

岡崎観光夏まつりを彩る第60回花火大会がきょう2日、乙川と矢作川の河畔で行われる。乙川河川敷の桟敷席を埋め尽くす観客の前で、菅生神社祭礼奉納花火の伝統を受け継ぐ三河花火約2万発が打ち上げられ、夏の夜空を鮮やかに染め上げる。

6時55分開幕

開幕まで50分前の午後6時から、四―八号玉95発を打ち上げる。6時55分のオープニングを飾るのは「仕掛け花火」。長さ約30メートルの大規模な作品や絵が動くユニークな作品も登場する。

オープニングに続く「笛雷スターマイン」は、笛の音とバリバリという雷のような破裂音をとどろかせる。大小各種のスターマインには、乙川に浮かべた10隻のいかだから乱玉を打ち上げる「水上スターマイン」や、音楽に合わせてリズミカルに打ち上がる「メロディースターマイン」などがある。

このほか、真っ赤な火の粉を噴き出しながら豪快に回転する「大火輪」をはじめ、川面に金魚が泳ぎ回るような赤、緑、銀色の光が漂う「金魚花火」、銀色の火の粉が長さ300メートルにわたって降りそそぐ「銀滝(ナイアガラ)」、一直線に並んだ大筒から色の変化する火柱が上る「大のし」が会場を盛り上げる。

8号玉235発に増

また天候の急変に備え、プログラムは昨年より10分短縮。安全に配慮し、花火で最も大きな十号玉(直径30センチ)を100発から80発に減らした一方、八号玉(同24センチ)を210発から235発に増やした。

桟敷席近くに設置した指令所と、矢作川の打ち上げ場所に設置した警備詰め所を有線電話で結び、指令所が悪天候によるプログラム中止を判断した場合は詰め所に連絡する。

主催する市では委託警備員や市職員を昨年より82人増員し、745人体制で警備に当たる。名鉄東岡崎、愛環中岡崎の両駅には臨時案内所を設置する。





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