東海愛知新聞バックナンバー
 6月5日【木】
岡崎市鳥川町ホタルの里湧水
平成の名水百選に
地域あげ活発な保全活動

岡崎市鳥川町の「鳥川ホタルの里湧水(ゆうすい)群」が、環境省の「平成の名水百選」に指定された。県内では犬山市の八曽滝も選ばれた。

鳥川ホタルの里湧水群の保全は、鳥川小学校の全校児童8人と地元の鳥川ゲンジホタル保存会(今泉清会長)が14年前から取り組んでいる。

活動は、ホタル生息に必要な河川美化や鳥川上流の山林間伐、自然保護看板の設置、散策用の登山道整備などに広がった。

山間集落である鳥川学区では山にしみ込んだ水が学区内の各所にわき出ており、お茶や米をとぐ水として、市外からくみに来る人もいるという。

同校の伊奈克己教頭は「学校と地域が歩んできた活動が認められたことはうれしい。環境悪化の中、県内の保全地区のモデルになればいいですね」。また、今泉会長は「水はホタルの命。地域ぐるみの活動でホタルが乱舞する環境を守っていきたい」と話していた。





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