東海愛知新聞バックナンバー
 5月29日【木】
新タイプの朝市
第1回ファーマーズマーケット
8月9日に岡崎げんき館で
農家など出店者募集
岡崎商議所

岡崎商工会議所は、第1回ファーマーズマーケットを8月9日、岡崎げんき館で開く。地産地消と地域のまちづくりを目的にした新タイプの朝市。今年度の新規事業として3回開く予定で、28日、同商議所で勉強会を開き、出店規約などを参加者に説明した。農家のほか、加工食品、飲食店などの出店者を募集している。

勉強会には市民ら約70人が参加。最初に各地を回ってファーマーズマーケットの研究を続けている佐藤亮子さんが講演した。

佐藤さんは米国で盛んになっていることを紹介しながら、「地域内でお金が回る効果がある」「自分たちがルールを作ることで住民自治を促す」「地域の文化、伝統を伝え、守る効果がある」などと説明。日本でも元禄時代から続いているという高知街路市、毎日開催されている佐世保朝市などの規模や概要について紹介。農業以外でも、市街地の活性化や地域住民のコミュニケーション、健康増進などで関心が高まっていると訴えた。

参加者は興味深そうにメモを取りながら聞いていた。

続いて、同商議所が出店規約などを説明。市保健所職員が保健衛生について注意事項を話した。

出店規約によると、農林水産物生産者は原則として三河地域の人が対象。また加工業者、飲食店、食料品店は同商議所の会員であることなどが条件。このほかクラフト、伝統工芸、ボランティア団体やストリートミュージシャン、パフォーマンス、ミニイベントの参加者も幅広く募集する。出店、参加は無料。

出店、参加の申し込みは、7月4日までに同商議所(53―6190)へ。





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