東海愛知新聞バックナンバー
 3月26日【水】
さあ桜
5分咲き、夜は幻想の世界
奥山田しだれ桜

岡崎市の天然記念物の一つ、「奥山田しだれ桜」が五分咲きとなり、市内外から大勢の人が訪れている。

このしだれ桜はエドヒガンの一種で、高さ約17メートル、幹まわりは約2.4メートル。細く垂直に垂れ下がった枝は東西に約15メートル、南北に約17メートル広がる。

例年3月下旬から4月上旬に淡紅白の花が咲き始め、満開時には花びらが白くなるのが特徴。天然記念物に指定されたのは昭和38(1963)年。

奥山田しだれ桜保存会では、今年も「しだれ桜まつり」を開き、夜間のライトアップをはじめ、茶屋を設けて抹茶や甘酒のほか、地元でとれた野菜などを販売して花見客をもてなしている。

また、今月30日には「お花見ライブ」と題して、歌手のきくち寛さんが、奥山田のしだれ桜をモチーフにした歌「いにしえ桜」を披露する。時間は午後2時からと7時30分からの2回を予定している。

山あいの闇の中に照らし出される桜は、幻想的で趣があると好評。ライトアップは、日没から午後9時30分まで。

シダレ、薄墨桜など満開
岡崎公園

岡崎公園は「城南亭」庭園のシダレ桜と花時計南東の「薄墨桜」が満開近くになった。

同公園のソメイヨシノ開花の“標準木”は城南亭の門前、お堀端にある足踏み式手洗いの西側の木。標準木は昨年と同日の25日が「咲き始め」だが、近くの木はたくさんの花を付けている。今後の開花状況は岡崎市役所のホームページ(公園緑地課「桜見頃情報」=岡崎公園桜観察日記)で毎日、見ることができる。





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