東海愛知新聞バックナンバー
 3月12日【水】
東公園内に復元へ
21年度に着工
岡崎城主子孫の「旧本多邸」

最後の岡崎城主、本多忠直氏の子孫、故・忠次氏の洋風住宅「旧本多邸」の復元用地が、同市東公園に決まった。開会中の市議会3月定例会に基本、実施設計費約4千万円を計上した。
 中央総合公園とともに復元用地の候補に挙がっていたが、交通の利便性、駐車場の近さ、高い利用率などを考慮して東公園に決まった。
 復元される場所は公園西側を通る岡崎環状線沿いの「希望の森」内。造成面積について、市教育委員会生涯学習課は「1ヘクタールほどを目安にしたい」としている。
 同課によると、平成21年度に着工し、着工してから2年後には完成する予定。復元後の活用方法は未定だが、東京都世田谷区にあった同邸宅を調査していた大学教授らも迎え、新年度に検討委員会を立ち上げるという。
 同課は「市民に利用してもらえるよう、邸内を資料館や市民に貸し出すギャラリーにすることも視野に入れたい」と話している。





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