東海愛知新聞バックナンバー
 2月27日【水】
消防形埜出張所着工へ
岡崎来年4月の開所めざす

岡崎市は、鍛埜町地内に取得した市有地約2,152平方メートルに、東消防署形埜出張所を新設する。3日から始まる市議会三3月定例会に整備事業案を上程する。建設費や備品などの予算額は約2億8千万円で、来年4月1日に開所する予定。
 旧額田町時代を含めてこれまで、額田地区の消防・救急活動を額田支所近くの同署額田出張所(樫山町)が管轄していたが、救急車両が同地区北部に到着するまで40分かかっていた。
 また北部住民の高齢化が進んでおり、自力で病院に行けないなどの問題が表面化。形埜出張所で、救急車両の移動時間短縮や救命率の向上をはかる。到着時間は最大で半分に短縮されるという。
 市消防本部によると、形埜出張所は北部だけでなく、旧市域の北東部も一部カバーする。議案が可決されれば6月ごろに着工し、来年3月初旬に完成する見込み。
 出張所は鉄骨2階建てで、延べ床面積は約600平方メートル。自家用給油所、太陽光発電、耐震防火水槽、防災倉庫、雨水貯留槽などを備え、水槽付き消防ポンプ車や高規格救急車を配備する。





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