東海愛知新聞バックナンバー
 2月2日【土】
福は内
能見のお不動さん
朝から延々1500人
岡崎市

“能見のお不動さん”の愛称で親しまれている岡崎市能見町、成田山貞寿寺で1日、節分豆まきが行われた。午前10時前から、1度に30人ほどがグループになって延々と続けられ、約1,500人の老若男女でにぎわった。
 白い追儺羽織(ついなばおり)に着替えた参拝者が本堂に集まると、1人ずつ名前が読み上げられ、豆の入った升が配られた。続いて護摩がたかれ、家内安全、無病息災、商売繁盛を願って祈祷きとうが行われた。
 このあと太鼓が打ち鳴らされる中、仏様に向かって正面、東、西の順に、大きな声で「福は内」。豆まきのあとは甘酒の接待で温まっていた。
 毎年、貞寿寺の豆まきに参加しているという同市恵田町在住の71歳と66歳の夫婦は、「昨年は食品の偽装問題や原油価格の高騰などいろいろな出来事がありましたが、家族は健康に過ごすことができました。今年も家族の健康を願いながら豆をまきました。ぜひ、いい年にしたいですね」と話していた。
 同寺では節分の日を前に毎年、2月1日に豆まきを行っている。「お寺の中には鬼はいない」ため、「鬼は外」とは言わない。





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