東海愛知新聞バックナンバー
 1月27日【日】
高い技術が人気の的
職業訓練生の作品を即売

職業訓練施設で学ぶ訓練生の作品を展示、安価で即売する「県職業訓練展」が26日、岡崎市羽根町の岡崎地域職業訓練センターで始まった。県、県職業能力開発協会主催。きょう27日まで。
 県や独立行政法人が運営する公共職業能力開発施設と、企業などが運営する認定職業訓練施設の計9団体が1,000点以上を出品。約200人が午前10時の開場を前に長蛇の列を作った。
 作品は施設別に展示。毎年人気の高い鉄とステンレスで製作したバーベキューセット(5,700円)は、2日間で24セットを用意。鉄板や金網付きで、今年も開場早々に続々と来場者が買い求めた。
 バーベキューセットに次いで人気のある銅版製の灯ろう、ステンレス製の郵便受け、今年初めて出展されたステンレス製の本立ても午前中に大半が売れた。県は2日間で3,000人の来場を見込んでいる。
 同展は今年で50回目。作品の安さも同展の魅力だが、近年は原材料の高騰が各施設に影響を与えている。
 県産業人材育成室の小田文之主任は「材料の原価とともに作品の価格も上げざるをえず、同じ物でも今は市販されている方が安い。しかし、材料と技術にこだわった訓練生の作品に来場者は魅力を感じるのでは」と話していた。
 同展は尾張会場の一宮地域職業センター(一宮市)、東三河会場の市職業訓練センター(豊橋市)でも同時開催されている。





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