東海愛知新聞バックナンバー
 1月10日【木】
夢を実現 プロ野球へ
伊藤さん(東海中出身)が活躍誓う
岡崎市役所で

昨年10月のプロ野球高校生ドラフトでオリックス・バファローズに3巡目で指名された岡崎市藤川町出身の伊藤光さん(18)=明徳義塾高校3年=が9日、神戸市内にある球団寮への入寮のため岡崎市を出発する直前に同市役所に立ち寄り、プロでの活躍を誓った。
 伊藤さんは藤川小、東海中卒で、強肩の右投げ右打ち。5歳の時に父の薦めで硬式野球を始め、地元のリトルリーグチーム「岡崎リトル」では当初、投手や野手でプレーしていた。
 中学生の時に所属した東名古屋スターズでポジションを捕手に転向。名門で知られる明徳義塾高校に進学し、甲子園出場は果たせなかったものの、2年の春にベンチ入り、3年から正捕手を務めた。「プロ野球選手」は野球を始めてからずっと抱いてきた夢だった。
 母・真理子さんとともに市役所に立ち寄った伊藤さんは、ドラフト指名日を「気になって授業に集中できず、ユニホームに袖を通すまで夢がかなった実感がなかった」と振り返り、この日の午後に控えた球団寮への入寮を前に「早く練習したい」と意欲を見せた。
 目標は正捕手の日高剛選手。捕手としてチームを牽引し、守りの要として大事な要素を持っているところにあこがれているという。地元の藤川学区に対しては「プロで活躍して自分を目標にしてくれる子どもたちが増えたら」と話し、「将来はチームを支える存在になりたい」と意気込んでいた。





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