東海愛知新聞バックナンバー
 11月8日【木】
う〜ん、これは大きい
巨大なサツマイモ収穫
岡崎市農業バイオセンター

岡崎市東阿知和町の農業バイオセンターのほ場で6日、1本のツルから合わせて約13キロの巨大なサツマイモ6個が収穫された。収穫に立ち会った同センター野菜担当の職員、板倉泰弘さんは「ここまで大きく育ったサツマイモは見たことがない」と目を丸くしている。
 6個は、同センターで試験栽培された苗に実り、最も大きなもので周囲60センチ、長さ41センチ、重さ4.6キロに及ぶ。1本のツルに実ったイモの総重量では、通常の約13倍に相当する。
 イモは、同センターの委託で野菜を試験栽培している地元の農家グループ「春日野菜研究会」が栽培した。提供されたツル3本を5月に植えたところ、約5カ月間で1本だけ巨大なイモに成長。掘り出した農家も思わず「でかい」「新変種じゃないのか」などと声を上げたという。
 ここまで巨大化した明確な原因は不明というが、板倉さんは「苗はクリーンルームで栽培していたので、生育が良かったのかな」と首をかしげる。同センターの鈴木秀一所長は「珍しいので、しばらくはおかざき農遊館で展示できれば」と話している。





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