東海愛知新聞バックナンバー
 9月27日【木】
千歯こき 足踏み式 大活躍
昔ながらの脱穀体験
11月にお年寄り招き収穫祭
岡崎市秦梨小

岡崎市秦梨小学校の全校児童66人が26日、昔の農具を使った脱穀作業を体験した。

同校では毎年、5年生が学区の農家から田んぼを借りて、総合学習の時間に米作りを学んでいる。今年も11人が約7アールの田んぼで、代かきから田植え、穂が出たあとの肥料やり、草取りなど一通りのもち米作りを体験。「九単(ここのえ)もち」という品種の稲は順調に育った。

昔の農具を使った脱穀体験は同校の恒例行事で、田んぼに集まった児童たちは、大正時代まで使われていたという「千歯こき」や、昭和初期から30年代ごろまで使われていた「足踏み式脱穀機」などを、地元の農家の人に教わりながら体験。「千歯こきに比べて足踏み式は、早くできるし楽しい」と額の汗をぬぐいながら作業に取り組んでいた。

また、現在も使われているコンベア式の脱穀機「ハーベスタ」も体験し、脱穀方法の移り変わりを楽しみながら学んだ。

収穫は300キロほどになりそうで、11月に地域のお年寄りらを招いて収穫祭を開き、学校で栽培しているシイタケなどを使って雑煮をふるまう予定。また、3月のひなまつり会で団子を作って味わう。





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