東海愛知新聞バックナンバー
 9月6日【木】
岡崎市議会一般質問
中学生まで医療費無料に
柴田市長が答弁
子育て支援の一環で

 岡崎市は来年4月から、入院・通院医療費の無料対象を、現行の「就学前」から「中学校卒業」に拡大する。5日の同市議会9月定例会一般質問で、山本雅宏氏(自民清風会)の質問に答えて柴田紘一市長が明らかにした。
 無料対象の拡大で対象人数は2万7千人から6万2千人に増える。総事業費は県の補助金を含め、これまでより約5億円増の約15億円になる見込み。関連条例の改正案を12月定例会に提出する。
 市によると、無料対象の拡大は、市外から転入してきた母親らの要望が強かったという。中学生までを対象にした医療費の無料化は全国35の中核市の中で、豊田市とともに全国初となる。中核市以外の市町村では県内で安城、刈谷の両市が実施する。
 無料対象の拡大について、岡崎市は「少子化対策や子育ての総合的な支援の一環として、子育て中の家庭に義務教育終了まで安心して医療を受けられる環境を整えるもの」としている。





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