東海愛知新聞バックナンバー
 8月11日【土】
旧額田町を選挙区に
来年秋の市議選
「2人以上必要」
地元総代会が陳情
岡崎市

 来年秋に予定されている岡崎市議会議員選挙に当たり、旧額田町の区域を選挙区に、議員2人以上の選出を求める陳情書が同市議会に提出され、議会運営委員会で審査された。
 陳情したのは額田地域総代会長連絡協議会の8人。その理由については「昨年1月の合併後、旧額田町では新たに第二東名高速道路建設関連事業や豊田・岡崎地区研究開発施設用地造成事業など課題が山積している。その解決には、地域の過去の経緯などの理解と旧町民の意見を的確に市政に反映する必要がある」としている。
 この陳情に対し、自民清風会と共産党は賛成。ゆうあい21と公明党は「合併協議会の議論結果を尊重すべきだ」と、全市域、定数40の範囲での選挙を主張。民主クラブも「議員定数を増やすことは、社会的に難しい状況にある。議会だけでなく、広く市民の意見を参酌する必要がある」と注文をつけた。
 新岡崎市は昨年1月1日、額田町の岡崎市への編入合併で誕生。議員定数に関しては、合併協議会及び小委員会の議論で既に「旧額田町議6人を加えた在任特例終了後の合併後初となる平成20年の市議選の定数は40人で執行する」ことで承認されている。
 合併協議会長でもあった柴田紘一市長も市議会に対し、合併協議会などでの議論を踏まえ、これらを尊重した対応をするよう申し入れているが、議員の身分に関することでもあり、今後も曲折が予想される。





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