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東海愛知新聞

岡崎の松原さん

『人情の風が吹く』出版

本紙連載から24編

 岡崎市茅原沢町の松原晄三さん(72)が、東海愛知新聞に連載したエッセーの一部を『今日も人情の風が吹く』(A5判、326ページ)と題して、このほど自費出版した。
 松原さんは平成七年、上地小学校教頭を最後に39年間にわたる教員生活に終止符を打った。その後5年間、東京学生寮の寮長を務め、郷土出身の大学生と生活を共にしながら、その間の学生たちとの心の交流などを書き綴つづっては本にまとめるなどし、平成九9年には同市の教育文化賞を受賞した。
 寮長当時から一部のエッセーを本紙に投稿していたが、茅原沢町に居を移して以降の平成13年4月からは「岡崎の風」のタイトルで毎月、計41回にわたり地元のエピソードを中心にエッセーを連載。今回、その中から24編を選び、筆を加えて一冊にまとめた。
 ホタルの愛護に力を注ぐ地元中学校長や住民らの姿をはじめ、近所の評判になるほど最後まで妻の看病に尽くした老人クラブの会長、町づくりの先頭に立ちながら53歳の若さで逝ってしまったスポーツ用品店主…。松原さんにとって忘れられない、そして今も続く人情の数々が収められている。

 なお、各編に添えられた近藤喜拾さん(60)=同市洞町=のほのぼのとした挿し絵が心を和ませてくれる。
 500冊つくった。1冊1,000円。市内の一部書店と地元河合地区の郵便局や主な店舗で扱っている。

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