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東海愛知新聞

飲酒運転撲滅を最優先

きょうから交通安全運動    岡崎署

 年末の交通安全運動がきょう1日から県下一斉に始まる。10日までの運動期間中は(1)飲酒運転の撲滅(2)前照灯の早めの点灯(3)高齢者を交通事故から守ろう―を重点目標に活動が展開される。岡崎署では運動期間中、「飲酒運転」を最優先に、幹線道路の取り締まりや、今年の年明けから夏にかけて多発した高齢者の死亡事故防止に力を入れる。
 同署管内(岡崎市、幸田町)では、死亡事故が後を絶たない。1月から先月21日までに24件発生し、25人が犠牲となった。前年同期に比べ11件11人の増加となる。
 さらに30日には同市上佐々木町で午前7時45分ごろ、自転車と乗用車が信号のない交差点で出合い頭に衝突。自転車の女性(73)が頭を打って死亡する事故が新たに発生した。
 福岡県で幼い子ども3人が犠牲となった事故を境に、再び社会問題化した飲酒運転は、1月から先月21日までに管内で153件が検挙された。このうち、物損事故は20件だった。また、管内の死亡事故の中には、飲酒運転による単独事故が3件含まれている。
 飲酒運転取り締まりを指揮する同署交通課の中川正義課長代理は「ドライバーの飲酒運転に対する意識は高まっている」と話す。しかし同時に「取り締まりに気づいて逃げる車もあり、まだ『自分は大丈夫』というドライバーがいるのも確か」という。
 今年は、国道1号での死亡事故も5件と相次ぎ、6人が犠牲になっている。10月22日午前1時30分ごろに同市康生通南で起きた事故は、交差点を右折しようとした乗用車と、直進してきたトラックが衝突。乗用車はそのままトラックに押される形で交差点角の歩道橋の階段に挟まれ、乗っていた若い男女5人が死傷した。

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