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東海愛知新聞

岡崎で生徒市議会

太陽電池式掲示板設置を

地震対策など市側に提案

 岡崎市内の中学生たちが“議員”になって身近な問題や市の将来について話し合う「第33回生徒市議会」が22日、市役所議場で開かれた。
 市立19校の生徒会でつくる同市中学校生徒会連絡協議会の主催で毎年開かれ、今年から額田中学校が新たに加わった。これまでに同議会で出された「ノー包装運動」や「3世代宅地供給事業」などの提案が市の事業として実現していることから、市民の関心は高く、傍聴席には“本物”の市議会議員らも毎回足を運んでいる。
 この日は各中学校から4人の生徒計76人が出席。このうち19人が、今後のまちづくりや日ごろの生活で気になっていることを質問した。
 議会は本番さながらの雰囲気で1人ずつ登壇。中学生議員からは、地震対策、岡崎のPRの仕方に対する提案、初参加の額田中学校からは森の駅についての質問などがあり、答弁は市の幹部職員が直接行った。
 地震対策を取り上げた美川中は、被害状況、避難所に避難した人の名前、けがの状況、不足物資などの情報を共有するための「太陽電池式の電灯掲示板の導入」を提案。これに対し、総務部の坂田吉久部長は「防災無線など現段階での情報ツールは充電、蓄電式を使用しているが、太陽電池の掲示板は一つのアイデアだと思う」と答えた。また、柴田紘一市長からも「有効な提案だと思う。実行できるアイデアはくみ上げて、みなさんと良い岡崎市をつくっていきたい」との答弁を引き出した。

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