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東海愛知新聞

「環境」は私達の課題

意識改革が必要です
市民協働モデル事業    岡崎 NPO法人「わっか塾」講座

NPO法人おかざき環境教育フォーラム「わっか」はこのほど、岡崎市福祉会館で今年度第1回の「わっか塾」を開講した。わっか塾は昨年5月から始まり、今年3月まで月に2回開催。今年度は岡崎市の市民協働モデル事業に選定され、来年3月まで毎月2回、テーマを決めて講座を続ける。
 「わっか」は、平成14年に開所した岡崎市自然体験の森の各種行事に参加していた人たちが、より多くの市民が地球環境について体験学習し、環境にやさしい街づくりに参加できるように、と設立した。
 この日のテーマは、「岡崎市の大気・水質の現況」。講師は、市環境保全課の舩山哲さんと金田智之さん。
 舩山さんは大気汚染の法的定義から始め、大気汚染を引き起こす物質の環境基準について説明した。市内に設置されている七カ所の測定局の測定値を示して考察。市内では光化学オキシダントの数値が基準値を上回っているほかは、二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質とも基準値以下になっていることを話した。
 また、市内3カ所には自動車の排ガス測定局も設置されている。二酸化窒素は大平町、光化学オキシダントは矢作町の測定局で基準をクリアしていないという。講演後、参加者から「測定の結果を改善にどう生かしているか」と厳しい質問もあった。
 水質の現況について金田さんは、汚染の原因が生活排水にあることが問題で、市民の意識改革が必要だ、と参加者への質問を交えながら説明した。参加者からは、環境汚染に対する不安が述べられた。
 「わっか」の副理事長、織田重己さんは「われわれ自身が環境問題について勉強していくと同時に、行政にも働きかけて住みよい岡崎をつくっていきたい。今回、環境保全課にお願いしたのもそのためです」と活動方針を説明した。

 講座は、原則として第2木曜日と第四火曜日に開かれる。当面の日程は次の通り。
 20日=「環境とクモ」緒方清人岡崎体験の森基礎調査会会員▽5月11日=「日本のカメたちの生活と現状」矢部隆愛知学泉大学助教授▽23日=映画「小さな町の大きな挑戦」▽6月8日=「ロープほか結びの豆知識」本間章子ガールスカウト県12団リーダー▽27日=「岡崎市の地盤」仲井豊愛知教育大学名誉教授
 7月以降も順次決定する。
 年間受講料は2,000円。1回の場合は300円。問い合わせは、織田重己さん(25―1818)へ。
 「わっか塾」のほか、市民協働モデル事業に選定された事業名と事業主体は次の通り。
 やろまい部門 「おかざき学楽塾」おかざき図書館倶楽部▽「『笑顔でげんきの輪を広げよう』プロジェクト」(仮称)岡崎げんき館市民会議▽「ワンランク上を目指す『読み聞かせ』講座とCD・手引書の制作」読み聞かせサークル「風」▽「A new star Jazz festival in OKAZAKI」未来城下町連合▽「コミュニティモデル地区公募事業」岡崎青年会議所▽「コミュニティー活動支援事業」六名学区社会教育委員会
 アイデア部門 「二七市の活性化による街のにぎわい創出」痴山洋次郎▽「生涯学習の日開催事業」山森操子

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