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東海愛知新聞

岡崎

「げんき館」イメージ図発表

審査委員会が選定の講評も


施設外観=周辺に広がりを持たせた配置計画で東側に広い駐車場と北側に交流広場がある

健康増進プール=トップライトが明るく十分な自然換気ができる快適な環境
 市民の元気と活力の創造を目的に、岡崎市が建設に向けて準備を進めている「(仮称)岡崎げんき館」の業者選定結果の講評とイメージ図が23日、発表された。
 有識者らで構成する整備運営事業提案審査委員会が、プレゼンテーションやヒアリングのほか10回の審査を重ねた結果、優先交渉権者は大成建設を代表とする企業グループ(構成=丸ヨ建設工業、大成サービス、シンコースポーツ、日本水泳振興会、安城学園、タスク・フォース 設計=環境デザイン研究所)に決めた。
 選定理由としては、まず施設面で、市民の利用に配慮した屋上広場と一体の待合コーナー、可動床の導入、安全性に配慮した監視設備など独自のノウハウを生かした点。運営面では、長期にわたる事業期間に配慮したライフステージ計画が提案されていること、専門医や専門家との連携が図られ施設の有効利用のための十分な実施時間と豊富なプログラムが提案されている点などを高く評価。また、提案価格も、施設の建設、開館後25年間の運営、維持、管理、金利を含めて106円余りと、市が提示した各種の条件を満たしながら業者選定に参加した企業グループの中で最も低かった。
 同館は若宮町にある若宮庁舎を含めた旧市民病院跡地13,400平方メートルを整備。保健所を核に、保健衛生、市民の健康づくり支援、子どもの育成支援、市民の交流支援―の四つの事業を展開していく複合施設で、民間事業者が施設の建設から運営、維持管理まで行う同市初のPFI事業として注目されている。
 市が行う従来型の分割発注に比べ、企業グループに一括発注できることから、市の財政負担を事業期間の25年間で約63億8千万円余り削減できる見込み。
 今後は2月末までに事業者が特別目的会社を設立し、4月に市と仮契約、6月議会に計画議案を上程し、議決され次第、本契約を結ぶ。平成20年1月完成、3月開館をめざす。

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