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東海愛知新聞

大人になったら選挙へ

県選管職員が「出前トーク」
模擬投票を体験    岡崎市根石小

「選挙は難しいものではなく、大切なもの」―。県選挙管理委員会事務局(名古屋市)の職員3人が13日、岡崎市根石小学校を訪れ、6年生121人が模擬投票を体験し、質疑応答で選挙の仕組みを学んだ。
 少子化も拍車をかける“若者の選挙離れ”は、県選管の深刻な問題。昨年9月の衆院選も含め、県内の若者(20歳代)の投票率は30%台にとどまっており、年代別で最も低い。
 このため、県選管では今年度初めて、将来の有権者である小中高生に、選挙の重要性を訴える「選挙出前トーク」を開催。昨年10月中旬から県内18市町の19校を職員らが順次回っている。
 出前トークでは、市町選管が用意した本物の投票箱や記載台で投票を体験するほか、受付、投票立会人、投票管理者も児童、生徒が務める。
 巡回開催の4校目となった同校は市内で唯一の対象校。愛知県と東京都の選挙キャラクター「イッピョウくん」と「めいすいくん」の人気投票で、児童たちは投票用紙を次々と投票箱に入れた。県・市選管職員らが開票、集計した結果、無効票一票を除き、61票対60票の僅差でイッピョウくんが“当選”した。
 中学、高校では「明るい選挙推進サポーター」が模擬候補者として演説し、生徒が投票する。県選管事務局の水谷光男局長補佐は「若者の選挙離れを解消するには、就学時から選挙に親しむことが必要。1人でも多くの投票者につながることを期待している」と話していた。出前トークは来年度以降も実施する。

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