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東海愛知新聞

30日・市民会館

本気で向き合う それが教育

ヤンキー先生 岡崎で講演
岡崎中央LC招く

「ヤンキー先生」として知られる義家弘介さんの講演会が、30日午後1時45分から岡崎市民会館で開かれる。「不良」が、故郷・長野を離れて北海道余市の私立高校へ入り、教師となって再び母校に帰る。そして教師から教育委員へ―。演題は「ヤンキー新たなる挑戦!」。主催は岡崎中央ライオンズクラブ(新實明博会長)、後援は東海愛知新聞社など。入場無料だが整理券が必要。整理券は岡崎信用金庫の本店と同市内の各支店に置いてある。
 義家さんは昭和46(1971)年3月31日、長野市に生まれた。複雑な家庭環境のなか、進学した地元の高校で暴行事件を起こして退学。17歳の春、中退者を受け入れる北星学園余市高校に編入、恩師と出会う。明治学院大学を卒業し平成11年、母校に教師として戻り、生徒たちと過ごした。
 義家さんはブログ(ネット上の日記的ページ)に次のように書く。余市高校は「産みの母を知らない私にとって、やっと出逢えた『母』だった」「教育とは、本気になって子どもたちと向き合えば、必ず『正』の結果が出る」。
 だが、講演や執筆活動に反発する一部のPTAのOB、教師とのあつれきから昨年、34歳の誕生日に母校を去った。「本音は寂しさでいっぱい。別れ…それは出会えた証し。以前、ある生徒が別れを寂しがる私に贈ってくれた言葉。その言葉だけが今、壊れそうな私を支えている」
 昨年4月、横浜市教委の教育委員となり、「心の扉のノブは内側にしかついていない。私はその扉をノックすること」だとして、同市内の学校などを訪れたり、各地で講演をしたりしている。
 同クラブは一昨年8月、夜回り先生こと水谷修さんを招いて講演会を開き、多くの聴衆に感銘を与えた。教育の根幹に横たわる問題を見つめ直す一環として今回、義家さんに講演を依頼した。
 問い合わせは同クラブ幹事、大見朝光さん方のオルック・ヤンキー先生係(32―1134)へ。

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