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東海愛知新聞

岡崎南LCがタイの病院に医療機器寄贈

幸田や現地のクラブと共同で

岡崎南ライオンズクラブ(太田利男会長)はこのほど、幸田ライオンズクラブやタイの2クラブと共同で、同国の病院に医療機器を寄贈した。

寄贈先は同国北東部のナコーンラーチャシーマー県にある公立病院パクチョンナナホスピタル。LCIF(ライオンズクラブ国際財団)の人道支援マッチング交付金を活用し、重症患者の診療に必要な集中治療用人工呼吸器と生体情報モニター、輸液ポンプ、産婦人科向けの胎児超音波心音計の4種類を贈った。

同国では、病院の施設建設費と管理費に予算の多くが費やされ、医療に必要な器具や器材が不足がちという。朝並んだとしても薬をもらえるのが夕方になるなど診療に多大な時間を要し、病室に患者があふれ、部屋に入れない患者が廊下のストレッチャーで寝るといった状況の同院。昨年9月、必要とする医療機器の希望を出していた。

予算は計5万ドル(約550万円)。内訳は、日本の2クラブが1万3000ドル、タイの2クラブが1万2000ドル、LCIFの交付金が2万5000ドル。岡崎南LCは、国際人道支援事業を今期(2019年7月〜20年6月)のメイン事業の1つにしていた。

当初は3月に寄贈式が行われる予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴い、人工呼吸器の需要が急増したため、医療機器の納品が大幅に遅れた。寄贈式は6月19日に現地で開かれた。新型コロナ感染拡大防止のため、日本のクラブからの参加は見送られた。

岡崎南LC関係者は「タイのクラブと一緒に協力して成し得た事業。多くの方々の協力があって実現できた。とても感謝している」と話している。()

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