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東海愛知新聞

3カ月ぶり「いただきます」

岡崎市 小中学校で給食再開
会話なし フェースシールド着用

岡崎市内の全公立小中学校が1日、通常授業(全日授業)と給食を再開した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月2日に臨時休校となってから約3カ月ぶりとなる給食に児童らは満面の笑みを浮かべていた。()

この日、男川小学校では給食の時間の前に教師がマスクやフェースシールドの着用、ご飯やおかずを手渡しではなく配膳台に置くといった「コロナ感染予防配ぜんのしかた」を児童に指導。配膳係はマスクを着けた上でフェースシールドを上下逆向きに着用し、給食に飛沫がかからないようにするなど工夫をして感染予防に努めた。

児童は、教師の指導を守りながら配膳し、久しぶりの給食の時間を迎えた。メニューは配膳時間短縮のため、ご飯と豚汁、牛乳、デザート(いがまんじゅう)の4品。代表児童の掛け声で元気な「いただきます」の声が教室中に響いた。しかし、その後は飛沫感染防止のため、児童たちは会話をせずに黙々と食事をするというやや寂しげな風景となった。

5年の鳥居叶真君(10)は「少し量が少なかったけれど、みんなと給食を食べることができて良かった」、稲垣杏南さん(10)は「会話しないで食べるのはあまり楽しくなかった。早くみんな笑顔で楽しく食べたい」と感想を述べた。本間茂夫校長(59)は「国の緊急事態宣言は解除されたが、状況は休校前と大きく変わらない。安全に給食を提供できる方法を考えていく」と話した。

市教委は新型コロナ感染拡大の影響による家計の負担の軽減を図ろうと、9月末まで給食費を無償化している。

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