エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

岡崎市立図書館

原作本に予約が殺到

放送予定の「純情きらり」

岡崎市を舞台に、来春からNHKテレビで放送される朝のドラマ『純情きらり』の原案となった津島佑子の『火の山―山猿記』の利用希望者が殺到し、同市立図書館はうれしい悲鳴をあげている。
 『純情きらり』の制作発表後、岡崎市では「『純情きらり』サポート会議」を発足させて協力体制を整えた。
 市立図書館でも8月下旬から、原案になった『火の山―山猿記』(上・下)を読んでもらおうと、館内のあちこちにパソコンで作ったポスターをはり、A5判大のチラシを配布したところ、今週になって貸し出しを希望する人が急増。同館で毎週集計している予約希望のランキングで『電車男』に続く第2位に入った。6日現在、78人が待機中。
 加藤覚館長は「せっかくの機会なのでPRしたが、これほど希望者が殺到するとは思わなかった。これをきっかけに図書館利用の活性化にも取り組みたい」と喜んでいた。

*  *
 『火の山―山猿記』は、山梨県甲府が舞台。昭和初期から戦中戦後を日本人がどう生きたのか、敗戦直後アメリカへ渡った主人公有森勇太郎の回想録をもとに物語る壮大な作品。  一方、ドラマの方は、昭和2年からスタート。ピアニストになる夢を絶たれた主人公が八丁味噌(みそ)の蔵元に嫁ぎ、家族とともに戦中戦後を生き抜いていく姿を描く。  本を借りた人が「岡崎も八丁味噌も出てこんじゃないか」と早々に返しに来たこともあるという。

ページ最初へ