エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

岡崎市

子育てに夢と希望を

おかざきっ子育ちプラン」策定
10ヵ年計画で推進 活力のある都市めざす

岡崎市はこのほど、次代を担う子どもたちが豊かな人間性を育むとともに自らたくましく成長することができ、子育てに夢や希望を持つことのできる社会を実現するため、岡崎市児童支援行動計画「おかざきっ子 育ちプラン」を策定、冊子(A5判154ページ)と概要版(A5判22ページ)を作成し、各所に配布した。
 この計画を策定するにあたって、市は平成14年7月に岡崎市児童育成計画策定委員会を立ち上げ基本作業に入った。その後2年間、子育てに関するアンケート調査やニーズ調査を行い、16年度の策定委員会(安藤哲委員長)で具体的な内容について協議を重ね、策定を終えた。
 計画ではまず、基本目標として(1)子どもがいきいきと育つまち(2)家庭がともに育つまち(3)地域がすすんで支えあうまち―の3つを設定した。
 この目標それぞれに対して「子どもの人権の尊重」「子どもの安全と安心の確保」「子育てに喜びを感じる環境づくり」「仕事と子育ての両立支援」、「子どもとともに住民が育つ環境づくり」「次代の親の育成支援」などの推進項目を決め、その実現のために具体的な施策を明示した。
 今年度の目玉事業として、北部地域交流センター内に設置した「つどいの広場」がある。
 子育てに悩む母親が子どもとともに気軽に集まることのできる場所を提供して、そこへ週3回保育士を派遣。悩みの相談に応じたり、遊びの指導をしたりする。さらに月2回、指導専門員による相談日も開設する。この広場は、今後建設される地域交流館および「(仮称)げんき館」にも設置する。
 また、子育てのアドバイスのできる人を派遣するための「子育て人材バンク」の設立準備も進めている。
 この計画は、今年度から五年間を前期とし、5年後に全体を見直した後、22年度から後期の五年間を実施するという10年間を見通したもので、これによって安心して子育てのできるサービスの充実、企業などの理解の徹底、安全・安心の環境整備が行われ、少子化の流れを変え、夢と希望にあふれた活力ある岡崎が実現するとしている。
 この冊子および概要版は、市政情報コーナー(市役所2階)、各支所、市内全保育園および幼稚園、子育て支援センター、北部地域交流センター内「つどいの広場」、太陽の城、地域文化広場、市立図書館で閲覧、配布している。

ページ最初へ