4月1日【金】
自販機荒らし急増
岡崎署管内 幹線道路沿い中心に

 岡崎署管内で、自動販売機荒らしの被害が急増している。同署によると、今年1月から先月末までの被害件数は300件に達し、昨年同時期(1〜3月末)に比べ倍以上発生している。今年1〜2月末の被害件数を見ても同署管内は141件と、県内で4位だった。
 犯行は、自動販売機の商品補充や、売上金を回収する際などに開ける鍵を、バールのようなもので破壊するという強引な手口がほとんど。
 目撃情報が少ないことから、深夜、犯行に及ぶと思われるが、一定の金額がたまっても売上金が回収されてないことがあり、約10万円を盗まれたケースもあるという。
 主に国道や県道といった幹線道路沿いが狙われ、他の市町村で犯行に及んだ犯人が、管内でも犯行を繰り返している可能性が考えられる。犯人は3人から5人のグループで、外国人風だったという目撃者の証言もある。
 昨年の県内の自販機荒らし被害は、17,967件で全国ワースト1。8,756件で2位の埼玉県を倍以上上回った。同署の酒井紀人生活安全課長は「管内の増加状況を見ても、このままいけば今年は県内で2万件を超える勢い」と警鐘を鳴らしている。
 同署は、業者や自販機を設置している商店などに、売上金はこまめに回収すること、鍵穴や扉部分にカバーなどを取り付け、破壊できない工夫をすることなどを呼びかけている。



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