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東海愛知新聞

校内に「声」響く

岡崎 公立小中学校が再開

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて臨時休校していた岡崎市内の公立小中学校が21日、再開した。感染防止のための“分散登校”により、校内に滞在する児童・生徒数が全体の4分の1程度、授業時間は午前中の3時間程度となったが、約1カ月半ぶりに校内に子どもの声が響いた。()

小豆坂小には全校児童621人のうち、1〜6年生約150人が登校。通学団が編成できるよう、居住地域で登校日を変え、26日までの4日間で全ての児童が1回ずつ登校する。

児童は登校後に手を洗い、教室で担任の健康チェックを受けた後、休校中の宿題、提出物などを確認してから授業に臨んだ。1年生は入学式とその翌日しか出校していなかったため、初めて本格的な授業を経験した。

1年生は休校中、宿題のほかにもアサガオやヒマワリを栽培したり、祖母と遊んだりしたという。児童の1人は「久しぶりの学校でうれしい。学校で友達と遊びたい」と話した。

同校では1限の授業時間を45分から35分に短縮して、午前中の3時間程度で4限分の授業を実施。教室では

  • 机の間隔を空ける
  • 窓を開放して換気
  • トイレ前の廊下に並ぶ位置の掲示

—といった感染予防対策を行っている。

清水範彦校長(59)は「ようやく普段の生活が戻ってきた。常に感染予防対策を心掛けながら、子どもたちに学校生活を楽しんでもらえるようにしたい」としている。

市内の公立小中学校は、3月2〜24日に臨時休校。小学校は春休み後の4月6日、中学校は7日に再開したが県の要請で8日から再び休校。2度の期間延長を経て6月1日に再開予定だったが、市教育委員会は県の要請より早い5月21日の学校再開を決めた。今後は段階的に数を増やしながら、27、28日に児童・生徒の半数、29日には児童・生徒全員が午前中登校、6月1日に給食ありの通常授業が始まる。

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