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東海愛知新聞

来年はVを

広幡小 石田君がフルコンタクト空手全国2位

岡崎市広幡小学校6年の石田虎琉君(日本空手道拳真流)が、フルコンタクト空手の全国大会「第8回武道振興会杯チャンピオンカップ決勝大会」(2月、大阪府)で準優勝した。全国の強豪が集結した中で、初入賞を果たし、「相手がみんな強かったので、決勝まで勝ち残ることができてうれしい」と喜んでいる。()

同大会は“空手の4大大会”の1つとされており、各地区で行われる指定の大会で上位入賞した選手のみ出場できる。フルコンタクト空手は1試合(1分30秒)のうち、攻撃で相手選手が3秒以上立ち上がれない場合などは「1本」、決められた体の部位に打突を当てて、相手を1秒以上動けない状態にさせると「技あり」。「技あり」2回で1本勝ちとなる。

石田君は体重42キロ以上の男子児童36人が参加する「小学6年男子重量の部」に出場。トーナメント方式で行われた。

準決勝では延長戦(1分間)にもつれ込んだが、技ありの判定で勝ち抜いた。決勝戦では、広島県福山市の選手と対戦。相手選手の顔に攻撃を当てたが、お互いに有効打はなかった。判定では、僅差で敗れた。

石田君は4歳で空手を始め、小学2年から5回連続で同大会に出場。だが、ほかの全国大会では予選敗退する場合が多かった。大会で勝利するため、4年生で美合町の拳真流の道場に転籍。ビデオで試合の様子を確認しながら、攻撃の動きや試合の戦略などを研究。現在は身長163センチ、体重59キロで、頭部への蹴りを得意とする選手に育った。指導に当たる大原旭さん(48)は「これまでの成果が実を結び実力が100パーセント発揮された結果だ」とたたえた。

課題も見えたという石田君。「決勝戦ではスタミナ不足で競り負けた。走り込みなどでスタミナを付けて、来年は優勝したい」と意気込んでいる。

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