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東海愛知新聞

将棋まつりも中止

岡崎市 新型コロナ対策で方針

岡崎市は27日、4月1日から5月6日までの主催イベントの実施に関する取り決めを公表した。方針として、主催行事では不特定多数が参加し、

  1. 屋内外を問わず、多くの人が一堂に会する
  2. 会場に限らず、行列などその前後で人が密集する
  3. 全国から人が集まる

—イベントを中止する。これに伴い、今年の「五万石藤まつり」と「第27回岡崎将棋まつり」、「第47回岡崎こどもまつり」の中止も発表された。いずれも感染症対策を理由とした中止は初めて。()

岡崎公園内の五万石藤棚で4月18日〜5月6日に実施予定だった五万石藤まつりは、期間中、市内外から毎年40万人(主催者発表)が来場していた。まつりの目玉である将棋まつりは、タイトルホルダーや女流棋士らの対局、プロ棋士の指導対局などがある人気イベントで例年5、6000人が会場に足を運んでいた。市観光推進課によると、来場者の約6割は市外からの来訪者という。

今回の将棋まつりでは、木村一基王位と広瀬章人八段、加藤桃子女流三段と室田伊緒女流二段、高見泰地七段と佐々木勇気七段が対戦する公開対局、招待棋士によるトークショー、市民参加の将棋大会などが予定されていた。

乙川河川敷で5月3日に実施予定だったこどもまつりは、ポニー乗馬体験や絵本の読み聞かせ、親子での工作体験、市内の各子ども会のブース出展などが計画されていた。昨年の来場者は約2万人。

市こども育成課によると、イベントには子ども会に参加する保護者が300人以上関わっており、事前準備で集まる機会が多く、感染リスクが高まると危惧。また、各子ども会でも総会などの会合が次々と中止・延期になり、イベントの準備も整わない状況だという。

同課は「こどもまつりは子ども会の協力で成り立っているが、社会情勢に不安を感じている保護者もいる。さまざまな要素を考慮し不用意に不安にさせないためにも、早い段階での中止を決めた」としている。

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