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東海愛知新聞

スマホなどで緊急通報

全国初 岡崎幸田消防指令センター 10月から新システム

岡崎幸田消防指令センターで10月1日から、ビデオ通話機能を活用した「災害現場映像通報システム」と、聴覚、音声、言語能力の障害者向けの緊急通報システム「Net119」を導入する。共にスマートフォンやタブレット端末を活用した緊急通報の仕組みで、同センターによると、災害現場映像通報システムの導入は全国の消防指令センターで初、Net119は県内5カ所目だという。()

災害現場映像通報システムは、スマートフォンなどのカメラ機能を使って、消防隊や救急隊に出動現場の状況を知らせるシステム。スマホなどで119番通報した人に同センターからメールでURLが送付され、それをネット接続すると、ビデオ通話で応答した通信指令員に傷病者の容体や現場の様子などを見せることができる。適切な応急処置の指導、火災や救助、災害現場では出動する部隊の規模や状況把握などに役立てられるという。

Net119は音声による119番通報が困難な通報者向けに開発されたシステム。岡崎市と幸田町でNet119を利用できる対象者は8月1日現在で1305人。専用サイトで通報の種類(火災・救急)、通報場所などを選択。専用の通信指令員と短文でのやりとりができる「チャット」機能もある。また、市外に外出している時もNet119を導入している消防指令センターに直接緊急通報できる。

両システムは導入に同じ専用端末を使用する。システム構築費用や端末の5年間のリース代は732万円。共に専用アプリは不要で、通信料は通報者が負担する。また、通常の通信回線を利用するためインターネットに接続できない場所では使えない。

Net119の利用には事前登録が必要。9月22日に同市福祉会館、25〜27日に市消防本部で事前登録説明会を行う。午前9時〜正午。参加無料で当日会場へ。聴覚、音声、言語機能などに障害があり、音声での通報が困難な市内在住、在勤、在学者が対象。各自スマホなどの端末を用意する。問い合わせは、同センター(21―5151)へ。

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