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東海愛知新聞

誇りを胸に前進へ

愛産大三河中で最後の卒業式

岡崎市岡町の愛知産業大学三河中学校で15日、最後の卒業式が開かれた。1995年4月開校の同校は国際教育などに重点を置いてきたが、生徒数の確保が困難になり、2017年4月から入学生募集を停止。中学生不在の4月から休校し、中高一貫コースの生徒が高校を卒業する22年4月で廃校となる。

式には中学3年男女13人が出席。近藤彰校長から1人ずつ卒業証書を受け取った。近藤校長は「これからは人間として成長するための大きな壁が立ちはだかる。目標や学びの心を忘れずに最後まで諦めずに努力してほしい。皆さんはこの学校、そして平成最後の卒業生。この学校で学んだことを生かしてチャレンジしてほしい。休校は残念だが、卒業生599人の足跡や思いは消えない」と式辞を述べた。

卒業生を代表して鈴木空さんが「個性豊かな仲間と過ごした3年間は大切な思い出。後輩がいないため先輩を経験できなかったが、得たことは人生の糧になった。支えてくれた家族や先生、クラスのみんなには感謝でいっぱい。私たちが最後の卒業生だが誇りを大切にしてこれからも一生懸命努力したい」と旅立ちの言葉を述べた。

後方で見守った高校生が「旅立ちの日に」、卒業生が「大切なもの」「仰げば尊し」を向かい合って歌い、校歌で締めくくった。

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