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東海愛知新聞

2度目の渡米へ

美博所蔵 本多家ゆかりの具足

本多家7代当主・本多忠孝所用の「紺紅糸威二枚胴具足(こんべにいとおどしにまいどうぐそく)」(岡崎市美術博物館所蔵)が、米国ワシントン市のナショナル・ギャラリー・オブ・アートで5月5日〜7月28日に開かれる展覧会「日本美術に見る動物の姿」(国際交流基金など主催)に出品される。14日には、市美術博物館で搬出のための状態確認と梱包作業が進められた。

同展は動物にまつわる日米の美術品約300点を展示する予定。日本からは169点が出品される予定。兜や武具などもあるが、一式そろった具足を出品するのは美術博物館と東京国立博物館の2館のみだという。

紺紅糸威二枚胴具足は、家祖の本多忠勝にあやかり、忠勝の兜にも使われている鹿角脇立が意匠に取り入れられている。動物に関連する作品で、保存状態が良好なことから、主催者から展示のための貸し出しを依頼された。

同具足の渡米は2009年に続き2回目。漆や木などを多用している日本の具足は温度や湿度などの変化で劣化する可能性があるとされており、海外への貸し出しは珍しいという。

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