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東海愛知新聞

石田茂作博士の評価を

岡崎の原田さん 冊子「七凹八凸」出版

仏教考古学の第一人者で、岡崎市矢作町出身の名誉市民・石田茂作(もさく)博士(1894〜1977年)のあまり知られていない業績を明らかにしてその評価を高めようと、同市北野町の元教員・原田平さん(66)が「七凹八凸(七転八起) 石田茂作『二つの感謝』を読み解く」と題した1冊にまとめ、このほど出版した。

石田博士は東京高等師範学校(現筑波大学)を卒業後、1925(大正14)年に東京国立博物館の前身である東京帝室博物館に勤務。陳列課長、学芸部長を経て57(昭和32)年、奈良国立博物館長に就任。これにより61年、岡崎市の名誉市民に推挙された。この間、法隆寺若草伽藍(がらん)の発掘で、当時論争になっていた法隆寺再建説を実証したほか、地元岡崎の北野廃寺や真宮遺跡の発掘調査にも携わった。

原田さんは、18年前に矢作中学校へ赴任したのを機に、石田博士晩年の随想「二つの感謝」と、74年の文化功労者表彰を記念して矢作東小学校に建てられた記念碑に博士が揮毫した「七凹八凸」の文字の意味を基に石田博士の考察を開始。“正倉院御物の研究者”であり“正倉院展の陰の立役者”としての博士の人物像を次第に明らかにしていき、その成果を一昨年4月から昨年3月にかけ計81回にわたり東海愛知新聞で連載した。

冊子「七凹八凸」はその連載に加筆し、A5判208ページにまとめてある。ところどころに、こぼれ話を紹介する「チョット寄り道」のコーナーがあり、“チョット一服”気分で読むことができる。

500冊発行、1冊1,620円。申し込みは原田さん(32-0677)へ。()

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