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東海愛知新聞

角形成に11種が関係

岡崎 基礎生物学研究所 カブトムシの遺伝子
国際共同研究チーム データを比較し解明

岡崎市明大寺町の自然科学研究機構基礎生物学研究所の新美輝幸教授(53)を中心とした国際共同研究チームがこのほど、カブトムシの角の形成に関わる遺伝子11種を発見した。これまでカブトムシの角がどのような遺伝子で作られているのかはほとんど解明されていなかった。この研究論文は、米国のオンライン雑誌「プロスジェネティックス誌」で5日午前3時に公開された。

研究では幼虫から蛹になる前の「前蛹」時に頭と前胸部(羽根の上部)にできる「角原基」の遺伝子1億種の動きを、大量の遺伝子データを比較できる「次世代シーケンサー」を使って調査し、雄と雌で異なる働きを見せる遺伝子1068種を発見。そこからほかの遺伝子の働きを制御する能力がある遺伝子49種を絞り込み、1種類ずつ特定の遺伝子の動きを阻害する薬剤を投与して形などの変化が現れるか調べた。

その結果、「SP8」「pannier」「Rx」といった遺伝子11種を阻害したカブトムシに

  • 角の先端の形状がいびつになる
  • 前胸部の角の大きさが変わったりなくなったりする
  • 角の途中から別の角が生える

―といった変化が見られた。遺伝子の大半は頭や足の形成に関わるため、この11種が角の形成に関係していると突き止めた。()

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