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東海愛知新聞

熱中症患者が急増

7、8月の救急統計 出動・搬送件数

日本各地で記録的猛暑となった7、8月。7月に過去5年間の気温で最高となる39.6 °C(岡崎市消防本部調べ)を記録した同市では、熱中症と思われる患者の救急出動件数が2カ月間で247件と前年同期(129件)よりほぼ倍増していたことが同市中消防署本署への取材で分かった。()

同署によると、熱中症と思われる搬送者の年代別割合は、高齢者(65歳以上)44 %、成人(18〜64歳)40 %、少年(8〜17歳)15 %、乳幼児(生後28日〜7歳)1 %、新生児(生後27日以内)0 %で、成人以上が大半を占めた。

高齢者では日中使用していたエアコンのスイッチを日没後に切り、室温が上昇して夜間に搬送されたというケースが多く見られた。成人は軽い体調不良や暑さを我慢して屋外の作業を続け、発症する事態もあった。少年は部活動中が多かったという。

同署担当者は「連日の高温が影響している。来年以降も今年並みの猛暑になる可能性がある。無理をせず、こまめな水分・塩分の補給を心掛けて熱中症を予防し、救急車の適正利用にご協力いただきたい」と呼び掛けている。

同署がまとめた消防統計によると、2カ月間の救急車の出動件数が3319件(前年同期比479件増)、搬送人員が3031人(同377人増)と共に増えた。担当者は例年130件前後で推移している熱中症の出動件数が急増したためと分析している。

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