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東海愛知新聞

景観と歴史的風致

岡崎 建造物3件を指定
日本福音ルーテル教会・旧冨田家住宅・旧野村家住宅

岡崎市は1日付で、地域の景観を形成する「景観重要建造物」に「日本福音ルーテル岡崎教会教会堂」(伝馬通4)、歴史的風致の維持向上を図る「歴史的風致形成建造物」に「旧冨田家住宅(土蔵)」(本宿町)と「旧野村家住宅(米屋)」(藤川町)を、それぞれ指定した。

日本福音ルーテル岡崎教会教会堂は、1953(昭和28)年に建築された尖塔(せんとう)付きの木造平屋。延べ床面積は約154平方メートルで、切り妻屋根に塩焼き赤瓦葺きになっている。2013年12月に国の登録有形文化財に指定されている。

景観重要建造物の指定は、17年10月31日付で指定された伝馬通1の「岡崎信用金庫資料館(旧岡崎銀行本店)」以来、11件目になる。

旧冨田家住宅(土蔵)は、江戸時代に置かれた陣屋の代官を任された冨田家が、陣屋の隣に1876(明治9)年に建築したと推定される平屋の土蔵。外壁は1階が簓子(ささらこ)下見板張り、2階が白しっくい塗りになっている。屋根は切り妻造りの桟瓦葺き。今回は、17年6月1日付で歴史的風致形成建造物に指定されている旧冨田家住宅(主屋)に追加する形となる。

旧野村家住宅(米屋)は、旧東海道の宿場町「藤川宿」の中心にある本陣跡地(藤川町)の近くにあり、旧東海道(県道市場福岡線)に面する。天保年間(1830〜43)に建築されたと推定される野村家の米穀商の町家(米屋)で、なまこ壁や木組み格子、瓦屋根下の垂木の木割りなどに当時の面影を残す。景観重要建造物に指定された2013年に格子の復元などが行われた。()

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