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東海愛知新聞

“まぶしい”度合い判定

岡崎 東海光学と生理研 客観的な計測法開発

東海光学(岡崎市恵田町)と自然科学研究機構生理学研究所の共同研究グループは30日、脳の反応で人間が感じるまぶしさ、見やすさを客観的に計測する手法を新たに開発したと発表した。脳神経の働きを計測・評価することで、個人の主観によるあいまいな評価に頼ることなく、より適切なサングラスや遮光眼鏡、個人の脳神経の特性に合わせた最適なレンズの開発などが期待されている。

研究開発責任者で同社脳科学推進室長の鈴木雅也さん(42)によると、人間が感じるまぶしさ(羞明(しゅうめい))の神経メカニズムはほとんど解明されておらず、羞明を緩和するためのカラーレンズの色や濃度の選択は、まぶしい、まぶしくない、見やすい、見づらいといった個人の主観によって決定していた。そこで、羞明の神経メカニズムの解明に向けた客観的な評価手法の開発を目標に、複数のカラーレンズを通して“まぶしい光”を見た際の脳神経活動を脳磁場計測器で計測・評価した。

実験は25〜48歳の健康な男女計10人を対象に行われた。人の目で見た場合の透過率(視感透過率)が70%の青、黄、緑、灰の4色に無色を加えた計5種類のレンズで、明るさの異なる3種類の光を見た際の神経活動を計測。黄色のレンズでは、ほかのレンズに比べて網膜活動が緩やかだったにも関わらず、大脳視覚野の神経活動が活発となった。

レンズの色による差は、青色光の透過率と相関しており、黄色のレンズでは青色光を遮断したことで、まぶしさを抑えつつ見やすい状態になったとされる。

同グループは現在、店舗などで利用できる簡易脳波計を開発している。

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