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東海愛知新聞

みんな優しい気持ちに

岡崎・幸田 「お助けおむつ」開始から1年

まちなかの商店や施設と連携して乳幼児を連れた母親の外出を助ける活動「お助けおむつ」が活動開始から1年を迎えた。現在は岡崎市康生地区を中心とした同市、幸田町の12カ所で行われている。この活動に取り組む団体「あおたけの親子応援団」代表で、自身も子育て中の大井夏子さんは活動拡大に向けて協力者や店舗を募っている。(横田沙貴)

お助けおむつは、個別包装した紙おむつを協力店舗や施設に置いてもらい、必要な人に1パック100円で販売する。売上金のうち10円は謝礼として協力店舗に支払う。紙おむつは、おむつの売上金や主催ワークショップ、ほかの市民団体の商品の代行販売などの収益金で用意する。

大井さん一家は核家族。出産後すぐに長男の友太郎君を抱えて家事や買い物などをこなしたが、乳児期に一緒に外出する際は気持ちの余裕がなく、紙おむつを持ち忘れることが多かったという。こうした経験から「日常生活をちょっと助けるだけで、お母さんが子どもと街へ出掛けたり、楽しんだりしやすくなる。子育てや日常を支え、親子でのお出掛けや学びを応援したい」と考えた。

出産前は康生地区で塾講師をしていたことから交流がある地区内の商店主に協力を求め、昨年1月31日に康生通東1の「ここでやるZone」に設置。以降は少しずつ活動の輪を広げてきた。中には、活動を知って店内の空きスペースを作業場に提供したり、おむつ替え用の場所にしたりしている協力店もある。

当初は同じく子育て中の母親が参加していたが、子育ての都合で参加しづらい人が増えてきたという。大井さんは「赤ちゃんとお母さんだけでなく、さまざまな世代、境遇の人と協力して続けたい。この活動を通じて、困っている人にさっと手を貸せるような優しい気持ちが広まってほしい」と呼び掛けている。

活動内容はフェイスブックでも発信している。問い合わせは、メール(aotakenooyakoouendan@gmail.com)で。

協力店舗・施設は次の通り。

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