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東海愛知新聞

「しばしのお別れ」

滝山寺の聖観音菩薩立像が上京

岡崎市滝町の滝山寺の国重要文化財「聖観音菩薩立像」が11日、26日から東京国立博物館で始まる「運慶展」での展示に向けて同館関係者の指揮の下、初めて寺の外へ運び出された。

作業員約10人が観音像の両手や顔を薄い不繊布で厳重に包んだ後、台座から外した。両足の裏には30センチほどの板が固定されており、台座に掘られた穴の中にしっかりと埋め込まれて菩薩像を支えていた。像はあらかじめ用意されていた木組みの担架に寝かされ、さらに不繊布や紐で固定されて宝物殿からコンテナ車まで慎重に運ばれた。

作業開始前から心配そうに見ていた同寺住職の山田亮盛さんは「これまでも展示のお話はありましたが見送られてきました。何せ800歳のお体ですから無事のお帰りを祈るだけです」と話した。

同展は11月26日まで。入場料は1,600円(前売券1,400円)。(岩月健)