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東海愛知新聞2017.9.3

有事の対応や備え確認

岡崎と幸田で防災関連行事

「防災の日(1日)」翌日の2日、岡崎市と幸田町で防災に関するイベントや訓練が行われた。参加者は体験を通じて発災時の対応や日ごろの備えなどについて考えた。(大山智也、横田沙貴)

道の駅「藤川宿」

岡崎市藤川町の道の駅「藤川宿」では、きょう3日まで防災キャンペーンを開催中。施設エントランスで同市設備士会による消防設備の展示・解説コーナーが設けられ、火災報知機の設置徹底や消火器の更新などを啓発。消火体験のほかに古くなった消火器の引き取り(有料)も受け付けている。

ほかに、ホームセンター「ジャンボエンチョー」による防災グッズの展示・カタログ販売、全国で唯一同市にのみ配備されている全地形対応型消防車「レッドサラマンダー」の被災地での活動の様子を紹介する展示ブースもある。

屋外の特設会場では、初日の2日に市消防本部の協力で起震車体験を実施。きょう3日には、国土交通省中部地方整備局名古屋出張所によるパトロール車両の展示や熊本地震の被災地の様子を記録した写真の展示が予定されている。

また、同日午前7時30分から、市と合同による防災訓練を実施。非常事態に備えた地域防災無線の活用訓練や災害トイレの設置訓練などがある。

防災広場に600人

幸田町防災広場では、町総合防災訓練が行われた。町消防本部や消防団、自主防災会、岡崎署、企業など計52団体約600人が参加した。

午前9時に東海地震注意情報が発表され、10分後に町内で最大震度6強の南海トラフ巨大地震が発生したという想定で災害対策本部の設置や住民の避難、道路の復旧などを訓練した。

今回はNPO法人愛知災害救助犬協会と町消防署、陸上自衛隊、岡崎署が協力した救助訓練が初めて行われた。災害救助犬が倒壊家屋に取り残された要救助者を見つけると、自衛隊員ががれきを撤去し、チェーンソーで屋根を壊して要救助者を助け出す場面もあった。

場内には地震や火災を疑似体験するコーナーもあり、訓練の見学者らは災害の恐ろしさを体感した。

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