東海愛知新聞バックナンバー

 7月28日【金】

口当たり◎

岡崎産ブドウ使用のスパークリングワイン

岡崎市内のブドウ農家48戸でつくる同市果樹振興会(中根墨雄会長)が、長野県伊那市のワイン工房で、岡崎産ブドウ(巨峰、デラウエア)のみを使った赤白2種類のスパークリングワインを各250本製造した。8月1日から市内のブドウ農家直売所、2〜4日に岡崎城下家康公夏まつりの会場、10月にイオン岡崎南で販売される。(今井亮)

スパークリングワインの名称は、フランス語で「城」の意味を持つ「シャトー」と岡崎城にちなみ、巨峰を使った赤が「シャトー・オカザキ・スパークリングワイン 巨峰」、デラウエアを使った白が「シャトー・オカザキ・スパークリングワイン デラウェア」。赤は「八丁味噌料理との相性」、白は「和洋菓子や果物との相性」を意識した。

同会によると、スパークリングワインの特徴でもある炭酸は外部から加えたものではなく、酵母菌の発酵で発泡させた自然の炭酸ガス。これにより、「複雑な風味と香りが実現できた」という。ともに750ミリリットル入りで1本2,500円。

スパークリングワインの開発は、岡崎市の農林産品ブランド化・六次産業化支援事業補助金(約14万円)を活用して進められた。

同会の中根会長と鈴木吉地副会長は26日、市役所を訪れ、開発したスパークリングワイン2種類を内田康宏市長に寄贈。2人は「口当たりの良さで女性を中心に味わってもらいたい」と話した。