東海愛知新聞バックナンバー

 6月10日【土】

台座も寄付を充当 徳川家康像と一体で

岡崎市議会一般質問

岡崎市議会6月定例会は9日、本会議を再開。4日目最後の一般質問が行われ、磯部亮次(自民清風会)杉山智騎(チャレンジ岡崎・無所属の会)加藤学(民政ク)野々山雄一郎(無所属)江村力(チャレンジ岡崎・無所属の会)中根武彦(自民清風会)の6議員が登壇した。(山本浩禎)

磯部議員が、家康公像の台座も像と一体として寄付で充当してはどうかと提案した。

清水康則副市長は「平成27年度に開催した家康公像デザイン検討会議で台座について議論され、像との兼ね合いもあるため作家に任せることがよいとの結論だった。その後、28年度に台座のデザインを像の制作者に依頼し、家康公像と調和の取れた台座を検討されているところだ」としたうえで、「寄付については当初、制作完了までの3年間で制作費の半分が集まればと考えていたが、1年ほどの現時点で既に全額に達する勢いだ。今後も寄付の申し込みが期待でき、像の制作費を超えた場合は、像と一体と考えられる台座制作費にも寄付を充てることにし、引き続き寄付への啓発、呼び掛けに取り組んでいきたい」と答えた。

■新情報セキュリティー運用開始

杉山議員が、本市の情報システムの今後のセキュリティー対策について尋ねた。

伊藤茂総務部長は「今年度、さらなるセキュリティー対策としては『あいち情報セキュリティクラウド』の運用開始を予定している。インターネットの接続口を都道府県ごとに集約化し、24時間監視や最新のセキュリティーシステムなどを共同利用することにより、コストを抑えてより高度な情報セキュリティー対策を講じることが可能となる。このシステムに県内の各市町村が順次接続し、負担金を持ち寄って運営していく。本市では6月下旬に運用を開始する予定だ」と述べた。