東海愛知新聞バックナンバー

 5月12日【金】

児童が「愛鳥」を宣言

岡崎市 生平小活動計画発表の集会

岡崎市と香川県綾川町のゆかりのまち提携実現を目指す「岡崎市・綾川町ゆかりのまち交流提携推進協議会」の設立総会が9日、同市六ツ美市民センターで開かれた。大正時代の大嘗祭献納用のコメを作る田として縁がある両市町。関係強化に向けて、民間主体で動き始めた。(大山智也)

県の愛鳥モデル校に指定されている岡崎市生平小学校で11日、全校児童64人が今年度取り組んでいく愛鳥活動計画を発表する「野鳥を知ろう集会」が開かれた。

1〜6年の各学年が、これから学んでいく野鳥に決めた「愛鳥」を宣言。手描きした野鳥の絵を手に、全長、くちばしの形、鳴き声といった特徴を紹介した。

サギ類を学ぶ3年は、ダイサギ、チュウサギ、ウサギ、アオサギ、アマサギの5種類を挙げ、「サギ類を見ることができる場所を調べたい」「生息場所をマップにまとめたい」などと意気込みを語った。各学年は調べて学んだ愛鳥のことを来年2月に開く「ふるさとまとめ発表会」で発表する。

昭和53(1978)年から愛鳥活動を続けている同校は探鳥会や巣掛け、ホームページによる情報発信、愛鳥新聞の発行などで、野鳥を「知る」「守る」「広げる」活動に取り組んでいる。県野生生物保護実績発表大会では12年連続で知事賞を受賞している。

学区では、カワセミ、オオルリ、ルリビタキなど、1年を通して留まる留鳥、夏鳥、冬鳥の約80種類が生息している。