東海愛知新聞バックナンバー

 3月4日【土】

岡崎でロケしませんか?

フィルムコミッションHP開設

岡崎市はこのほど、映画やテレビドラマ、コマーシャルなどのロケーション撮影を誘致する取り組み「岡崎フィルムコミッション」のホームページを開設した。市内が撮影舞台になることで期待できる経済・広報効果を狙ってロケ地としてのアピールを図りながら、撮影を打診する制作側の相談や申し込みの窓口を一元化させた。(今井亮)

トップページには市図書館交流プラザ(りぶら)、旧本多忠次邸大樹寺をはじめ、女優・宮アあおいさん主演のNHK連続テレビ小説「純情きらり」(平成18年4月3日〜9月30日放送)で撮影された八丁味噌蔵、八丁蔵通り、伊賀川河川敷、奥殿陣屋などの写真を掲載している。

ホームページでは法人向けの撮影申し込み送信フォームと、市民エキストラやロケ地として撮影に協力する事業所の登録フォームを設けた。制作側からエキストラ出演を求められた際は、登録者に一斉送信するメールで、年齢や性別など提示された条件に合致するエキストラを募る。

撮影協力事業所の登録は、物件の所有者本人の応募に限り、工場、飲食店、病院など業種を問わず受け付ける。映画やドラマの一場面の撮影で、事業所を提供してもらう。

市観光課によると、県内のフィルムコミッションの取り組みは名古屋、豊橋、豊田、一宮、犬山の5市で行われている。岡崎市はNHK連続テレビ小説のほか、民放局のドラマ撮影などの実績があり、同課は「撮影実績を重ね、ホームページに掲載する写真は撮影風景の比率を増やしていきたい」としている。