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 2月5日【日】

記憶、印象に残る字

岡崎 活版導入した昭和印刷

岡崎市柱曙1の昭和印刷が昔ながらの活版印刷による商品販売を始めて間もなく1年になる。凹凸のある活字が、名刺や結婚式の招待状などに使用され、立体感や質感は上々。「記憶や印象に残る字」を目指し、販路拡大を狙う。(竹内雅紀)

同社は昭和46(1971)年創業。2代目社長の山本芳弘さん(54)と妻光恵さん(52)の夫婦で経営し、母京子さん(78)が時折店番をする。愛知県印刷工業組合岡崎支部の一昨年6月の勉強会で、大阪で活版印刷を行っている印刷会社の社長の話や商品に感銘を受け「これはすごい。うちでもぜひやりたい」と決意した。1カ月後には知人を伝い、製造中止になっているドイツ・ハイデルベルグ社製の活版印刷機「プラテン」(中古)を170万円で購入した。

しかし、使いこなすまでには約半年かかった。通常業務を終え、空き時間に独学で技術を磨き、試行錯誤を重ねた。むらなく印刷できる操作、セッティングを習得し、昨年3月にようやく名刺の納品を始めた。書家とデザイナーの協力も得た。光恵さんは「凹凸の質感だけでなく、形になった時の魅力や一度見ただけで記憶に残るところが特徴。女性受けも良く、一つのコミュニケーション手段になる」、芳弘さんは「印刷物はかつて大事にされていた。活版印刷は愛知ではほかにないと聞いている。一つの文化として社会に発信できたらと思う。今後の課題はニーズの掘り起こし」と話す。

最大A4サイズまで印刷可。名刺200枚の価格は1色刷り1万6,500円、2色刷り2万5,500円(ともに税別)。3色刷りまで可。初回はデザイン代(希望者)が3万円から、製版代が1色につき5,000円別途必要。問い合わせは、同社(53―1155)へ。