東海愛知新聞バックナンバー

 10月18日【火】

2期目へ決意新た

内田岡崎市長 一夜あけて「選挙戦は不完全燃焼」

任期満了に伴う岡崎市長選で再選を果たした現職の内田康宏氏(63)が当選から一夜明けた17日、市役所で21日から始まる2期目に向けた抱負を語った。(今井亮)

内田氏は、市長としての公務をこなす中で各地域への支援を依頼する間のないまま突入した選挙戦を「不完全燃焼」と振り返り、「突然始まって終わった選挙」と総括した。また「対立候補よりも(『当選確実』という)後援会以外にただよう楽観ムードとの闘いだった」と吐露した。

対立候補が内田氏に対する「批判票」とみられる約4万6000票を獲得した結果については「想定内」としたが、後援会の中には「納得できない」といった声も根強くあるという。

2期目の抱負については「『草刈り』『地ならし』から着手した乙川リバーフロント地区整備計画や大学病院の建設などの事業完成を目指す」と述べた。一部で批判を受けている同計画については「あらためて説明をし直し、既定通りに進める。(批判の払拭には)良い結果を見せるしかない」と決意を新たにした。

市東部のアウトレットモール整備を協議中

また、内田氏は市の中心市街地以外では、約1年前に正式な進出の打診があったという東部地域の本宿、山中両学区の中間地点にアウトレットモールを整備する協議を進めていることを明らかにした。